弁護士コラム

2019/07

富士山日帰り登頂

原田 雅紀

登山が趣味というわけではない私ですが、かなり前から、「日本人である以上、一度は登らないと。」と心に抱き、課題にしていた富士山登頂。

1年前、とある団体の飲み会の席で、この私の課題を話題にしたところ、一緒に飲んでいた方が、「一緒に行きましょう。」と誘ってくれました。
ちなみに、その方は、これまでに7回も登頂した経験があるとのこと。
私は、この「きっかけ」を逃してはならないと思い、その場で、1年後の7月、つまり今年の7月下旬で富士山登頂に挑戦する日程を決めました。

それから、あっという間に1年間が過ぎ、先日、その方に加えて、私の高校時代からの友人も巻き込んで、日帰りでの富士山登頂に挑戦してきました。
富士山には主に4つのルートがありますが、今回、私たちが選択したのは横浜からのアクセスが良い静岡側から登り始め、距離的には山頂まで最短の「富士宮ルート」。

当日、五合目まで向かう途中で渋滞に巻き込まれたりしたため、当初予定していた時刻よりも遅い午前9時過ぎに、富士山五合目から登山を開始しました。

距離的には最短の「富士宮ルート」ですが、その分、六合目を過ぎてからは急な岩場の連続です。とはいえ、八合目くらいまでは順調に、むしろ平均的な所要時間よりも早いペースで進むことが出来ました。

ところが、八合目を過ぎた頃から、太腿の筋肉が少しずつ悲鳴を上げてきてしまい、ペースが落ち始めました。さらに、高度が上がるにつれて空気が薄くなってきたことも影響したのか、9合目を過ぎた後くらいからは、大幅にペースダウン。

他の2人はまだまだ元気でしたが・・・。

それでも、何とか5時間ちょっとで富士山山頂(十合目)に到着することが出来ました。

今年は梅雨の期間が長く、雨の日が多かったため、天候がどうなるか不安だったのですが、当日は一瞬雨が降った程度で、雲を抜けた後はきれいな青空を見ることができました。

そして、さらに剣ヶ峰(日本最高峰標高3776m)まで。

その後、下山を開始し、午後7時ころに、出発した五合目まで戻ってきました。

富士山登頂は、事前に予想していたよりも大変で、まさに体力勝負。
しかも、山頂付近の紫外線は強烈だったようで、帽子からはみ出ていた耳たぶが日焼けして火傷状態になってしまい・・・。

登っている途中は、「もう十分。この1回が最後。」と思いながら、歩いていましたが、無事に戻ってきた今となっては、「いつか子供と一緒に違うルートで挑戦してみようかな・・・」と考えているところです。

長年の願望を実現でき、今年の夏の大きなイベントが終わりました。

同行(付き添い?)してくれた2人に感謝です。

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