弁護士コラム

2019/02

初心

福下 博詞

 本年1月より横浜パーク法律事務所に入所いたしました福下博詞と申します。
「福」の付く姓は福山・福島・福田・福井・・・とたくさんありますし,「下」の付く姓も山下・木下・杉下・・・とたくさんあるのですが,「福下」という姓はほとんどないので,「何とお読みしますか。」と尋ねられることがあります。「フクシタ」と読みます。どうぞよろしくお願い致します。
 今回のコラムでは,私の自己紹介をさせていただきたいと思います。

 私の母は,京都生まれの京都育ちでしたので,私も母の実家のある京都で生まれました。小さい頃は,よく京都に遊びに行きましたので,京都が大好きになり,大学進学にあたって関東の大学より関西の大学の合格発表が先にあったということもあり,京都の大学に進学いたしました。小さい頃から何度も連れて行ってもらった清水寺や南禅寺はもちろん,いろいろな寺社仏閣,風光明媚なところに足を運ぶことができたのは,ありがたいことでした。もともと日本史,特に戦国時代に興味があり,ゆかりのある地を訪ねることができたのもありがたいことでした。

 昨年,京都が一番美しい季節と言われる11月の紅葉の時期に両親が京都に行ってきたのですが,あまりにも人の多いことに驚いて帰って来ました。嵐山の渡月橋は,一方通行となり橋の両側で片側通行している写真を見せてくれましたが,ラッシュ時の駅のような混み具合でした。その他,紅葉がきれいと言われる東福寺の通天橋や伏見稲荷大社なども人でごった返していたようです。
私が大学に在学していた頃はそこまでではなかったと記憶しているのですが,日本も観光大国になってきたということなのでしょうか。ホテル不足から,町屋を改造して宿泊施設にしたり,古家を解体してプチホテルがどんどん建設されたりしていると聞くと,古き良き京都が失われてしまうのではないかと少し心配になったりもします。

 さて,話は変わりますが,私が自慢できるところは,子供の頃から足が速かったということです。
それは,赤ちゃんのハイハイから既に始まっていたようです。両親は,ハイハイ競走に出場させたかったようですが,程なくして歩き始めたので,タイミングが合わなかったそうです。
両親共に小学校6年間,運動会のリレー選手だったというDNAを引き継ぎ,私も同じように6年間リレー選手に選ばれました。
小学校1年生の時,少年サッカークラブに入り,4年生の時には神奈川県の県大会にあたる「キリンカップ」で優勝できたのも良い思い出となっています。
現在,私は神奈川県弁護士会のサッカー部に所属し,週末のリーグ戦などに参加していますが,走力を活かしてチームの勝利に貢献できるように努めていきたいと思っています。

 最後になりましたが,前回のコラムで浦田弁護士が「初心忘るべからず」というコラムを書かれていたので,私の「初心」をこの場をお借りして表明させていただこうと思います。
私は,大学3年生の頃に,祖母から法律相談をされたことをきっかけに「身近な人々の手助けをしたい」と思い,弁護士を志しました。
世の中には正当な権利があるにもかかわらず,実現する方法がわからずに泣き寝入りしている方が多いかと思います。
そのような方々の味方となって正当な権利を実現できるよう,先輩弁護士の指導を受けながら,日々研鑽を積み,一つ一つの案件に全力で取り組んでまいりたいと思います。

 以上,取り留めのない自己紹介となってしまいましたが,私の人となりを少しでも知っていただけたら幸いです。
今後ともよろしくお願い致します。

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