弁護士コラム

2015/01

怖くないので気軽に

日向 誓子

 2015年も、早くも1か月近くが過ぎようとしていますが、今年も事務所一同、職務に邁進していきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
1月から不穏な事件のニュースが飛び交っていますが、干支のひつじのように、少しでも穏やかな年になりますようにと願っています。

 最近、事務所や公的機関の法律相談を担当させていただいたときに、相談者の方から「弁護士さんってもっと怖い感じだと思って、なかなか相談に来られなかったんですけれど、優しく話をきいてもらえてほっとしました。」と言われることが、何度か立て続けにあり、少しびっくりしました。
やはり、弁護士というと「なんとなく怖そう」、「的外れなことを聞いたら怒られそう。」というイメージをお持ちで、法律相談に行くことに躊躇する方が少なくないようです。
弁護士も色々なタイプの人がいるとは思いますが、当事務所の弁護士は、皆、温厚で、主張すべきときにはきちんと主張しますが、不必要に声を荒立てる場面というのは見たことがありません。
私は、「『弁護士さん』という感じがあまりしないので話しやすかった。」とよく言われるのが密かな悩み(きっと、皆さん、身構えずに気楽に話ができるという意味で褒めて下さっているのだと思うのですが・・・)なので、怖い弁護士のイメージの対極にいるのではないかと思います。
そして、「弁護士さんに、こんなことを聞いても大丈夫ですか(怒られませんか)。」というのも、相談者の方からよく言われる言葉です。
複雑な法律のことを知らないのはむしろ当然のことで、そういったご質問にお答えするために弁護士がいるので、気になったことは、何でもご質問ください。以前には、ご相談者の方が、「念のため聞いてみたいんだけど」と聞いて下さったおかげで、相続放棄の手続(相続放棄をするには法律の定める期間内に家庭裁判所に申述をする必要があります)をご説明して、難を逃れたということもありました。

 「法律相談」というと、何だか身構えてしまうかもしれませんが、怖い人たちの集まりでは全くありませんので、「心配だな」「聞いてみたいな」ということがあれば、お気軽に利用していただければと思います。

 ご相談を利用される際には、簡単なメモ書きでも構いませんので、時系列など経過をまとめたものをお持ちいただくと、スムーズにご相談にお答えできると思います。

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